柏木克友の岡ようご崎ます

地元愛知県岡崎市での日々を綴ります

2022 file.002:おかすけねっと活動レポート「転倒の対応」

岡ようご崎ます!

 

こちらのブログでは、有償ボランティア「おかすけねっと」のことを投稿していますが、今日は、2022年今年2回目の依頼により行ったサポートを報告いたします。

 

その前に、「おかすけねっと??」って方はこちらの記事をご覧ください。

 

kashi.hatenablog.jp

 

上のリンクを見に行く時間がない方のために、ひと言で言うと・・・

「2022年7月1日より始まった有償ボランティアサービス」です!

 

サービス開始早々、ご依頼があり、出動しました。

その時の記事がこちらです。

 

kashi.hatenablog.jp

 

有償ボランティアの必要性を再確認した印象的なものでした。

 

そして、2件目も間を開けずに私の携帯電話が鳴りました。

 

1件目に同じく地域包括支援センター(*)の方から。

*)地域包括支援センター | 岡崎市ホームページ

 

包括支援センター職員さん

「デイサービスから帰ってきて、玄関からベッドまで行くのに歩いていて、転んでしまったみたいで!脳血管障害(*)の後遺症があって、大柄な男性でもあるので、一緒に住んでいる奥さんでは起こせなくって・・・今もずっと床に寝ているんです!」とのこと。

*)脳血管障害・脳卒中 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

 

どこかに痛みなどがある訳ではないとのことで、救急車を呼ぶような状況ではなく、私も次の用事まで1時間ほど空いていたため、至急、そのお宅にうかがいました。

 

訪問すると奥様がみえ、玄関から入ってすぐ右のお部屋にご本人が寝ていました。

 

 

確かに大柄な立派な男性でした。

意識もあり、こちらの呼びかけにも応じられていました。

 

脳血管障害の後遺症により、片麻痺があり、片側の手足の自由がきかない状況でした。

 

麻痺側の手足は、思うように動かせないばかりか、拘縮といって、関節が硬くなってしまう状態でもありました。

 

私は、元々、理学療法士(*)というリハビリテーション資格を保有しています。

*)理学療法士とは|理学療法士を知る|公益社団法人 日本理学療法士協会

病院・施設・外来・通所・訪問などあらゆるフィールドでリハビリを行ってきました。

 

そのため、そのような状態の方を起こす方法、起こす時の注意するところは把握しています。

おかげと難なく起こすことができ、ベッドに座らせ、そのまま横に寝ていただくことができました。

 

奥様「子どもを待っていたら、あと何時間もこのまま(主人が)床に寝ていないといけなかったため、本当に助かりました!ありがとうございます!」

 

私も、デイケアを担当していたことがあり、利用者さんが自宅で転んでしまって、起きれないから起こしにきてほしいと言われ、どうにもその時、対応できる人がおらず、行ったこともありました。

 

家族やご近所の人で対応できない場合、誰か関係する人で対応しなければいけない現状。

ただし、それは仕事の内容でなく、その分、本来の仕事が疎かになってしまう。もちろんその対応に料金を発生させることはできない。

こういった現状の問題解決のひとつとして、「有償ボランティア」が普及すれば、地域住民にとっても、医療・介護・福祉関係者にとっても安心でうれしい状況だと思われる。

 

しかし、同時に、こういった障害を持った方の対応ができる人材の(教育も含めた)確保が課題だと感じました。

今後、そこにも取り組んでいきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。