岡ようご崎ます!
こちらのブログでは、有償ボランティア「おかすけねっと」のことなどを投稿しています。
もう前の話となりますが、2022年6回目に行ったサポートを報告いたします。
今回のテーマは、「受診同行の難しさを感じる」でした。
その前に、「おかすけねっと??」って方はこちらの記事をご覧ください。
kashi.hatenablog.jp
今回も担当ケアマネージャーさんより電話・・・
「腰痛のためのコルセット型取りに一緒に受診してほしいです!」
身内が近くにいない高齢のご夫婦。
おふたりとも要介護の認定が。
今回は、その旦那さまの方で透析もしている方。
知人が誰も捕まらなくって・・・と依頼がありました。
当日、ご自宅に伺い、ケアマネさんに紹介を受ける。
ご主人は、パジャマ姿でベットに座っていた。
奥様は、その正面の椅子に座っていた。
ご主人は、苦悶症状を浮かべている。
(パジャマのままで連れて行っていいのかな・・・)
と個人的に感じたが、痛みもあり、ここであまり負担をかけるのもと思い、そのままお連れすることに心の中で整理をつけた。
タクシーが利用者宅に到着、ベッドからはいつも使っている歩行器を使用し、私は後ろからサポート(介助)。
玄関からは、手すりのあるところは手すり、ないところは私が両手で支えながら歩き、転ばないように手伝いながらタクシーに乗り込む。
クリニックに着くと車椅子を借りて、スロープなども含めサポート。
先ほどのご自宅での腰痛がある方のサポート、玄関先での歩行介助、クリニックでの車椅子操作など、これは、何も知らない方では難しいと感じた。
私は、理学療法士というリハビリテーションの国家資格があり、急性期から慢性期、地域リハまで自分で言うのもなんだが多くの経験と知識を一応備えているつもり。
コルセットの型取り中に、型取りをやってくれてる義肢装具士さんから、腰の骨が骨折(いわゆる腰椎圧迫骨折)していることを聞き、はじめて私は骨折していることを知った。
担当ケアマネさん・ご本人・ご家族誰もが腰が痛いだけと言っていた。
あとで報告すると、みな初めて聞いたようだった。
これは、在宅医療・介護の現場では決して少なくない。
高齢患者や付き添いの人に伝わっていることは一部だったり、違って伝わっていたりすることをこれまでも目の当たりにしてきた。
また、診察の時には、その後の生活のなかで、聞いておいた方がいいポイントみたいなものがあるが、それも知識や経験がないとスルーしてしまう。
ヘルパーさんなどが同行できればいいのだが、他のサービスも使っていたりすると難しかったりする。
受診先でもコルセットの型取りなどに、立ったり歩いたりするのに手伝いを必要とした。
終わってみて、受診した時のクリニック側とのやり取りや歩行・車椅子利用時のサポート方法、透析患者や痛みを訴える方の対応や不安を訴えたときなどの対応など・・・
なかなか一般(医療・介護の経験のない)サポーターに直ぐには振れない現実を感じた。
サポーターの知識向上や経験を重ねる必要性がある。
もともと、初回は、必ず付き添い、申し送りをした上で、サポーターさんに繋ぐことにしているが、こういったサポートは、回数を一緒に重ねていく必要がありそうだ。
こういった受診同行も絶対に必要だし、これがある程度スタンダードになっていくことがこれからの時代は必要だと思う。
一歩ずつ前進していこう。
受診の待ち時間や行き帰りのタクシーで会話するなかで・・・
ご主人は、私の実家や家族のこと知ってる!行ったことある!
・・・など、いい意味での地域の狭さと人とのつながりを感じ、勝手にほっこりした。
帰りには、次もよろしくねと。
ご夫婦ともにおっしゃっていただけた。
とにかく喜んでもらえて何より。
最後まで読んでいただきありがとうございました。